今回はPC88の鍵穴殺人事件です。
推理モノのコマンド入力式アドベンチャーゲームです。
単なるミステリーでは無く、隠し通路の多い別荘を探索する側面もありますね。
おかげで推理モノでは珍しくマッピングをしました、変な間取りの建物だなぁ。
殺人予告された主人が籠る部屋の前で、警護と言うか見守るのがプレイヤーです。
予告時刻に銃声と悲鳴がしたところでゲームスタートです。
主人の安否を確認したいのに、部屋には鍵がかかっているので入れない!
…待てよ、部屋の中を確認しなければ「シュレーディンガーの猫」理論で、主人は生きても死んでもいないってコトにならないか?
馬鹿なことを言っていないで、タイトル通り鍵穴を覗いて主人の死亡確認!
「魁!!男塾」から王大人(ワン・ターレン)氏に来て貰ったので間違い無い。
鍵穴から覗いただけなので、実際に部屋の中へ入るための鍵を探して別荘内をウロウロ。
移動がテンキーの8642だし、この廊下だと見た目も3Dダンジョンっぽいねぇ。
秘書のジョン・ロリンズを呼んで話を聞こう。
つーか秘書なのに、なんで主人の部屋のスペアキーを持っていないんだよ!
次はこのゲーム唯一の女性キャラ、メイドのメアリー・スチュワートです。
メイドって言っているのに、部屋に行くと「女中の部屋」って言うの止めてくれないかなぁ。
主人の友人で別荘に泊まっているロバート・メイズさん。
パスポートを届けに来たらしいけれど、旅行代理店ってそんなこともしてくれるの?
コックのマック・ピーターソンさん、名前からして主人にハンバーガーを出してそう。
でも英国紳士にアメリカのファストフードチェーンなんか出したら嫌味を言われそうだな。
使用人のハロルド・ゲインさん、なんとなくアーノルド・シュワルツェネッガーっぽいと思った。
ちなみにシュワちゃんはメイドと浮気をしたらしいが、コイツはメアリーに手を出していないだろうな!?
水が必要なのでバスタブに水を入れて汲む…、間違ってもトイレから汲むなよ!
こんな面倒な手順を踏ませないで、コックから貰えるようにしろよな~水くらい。
やっと部屋の鍵を開けてみたら、主人の死体が消えた!?
やっぱり王大人の「死亡確認!」は信用出来ない、実は生きてるんでしょ!?
…と思ったら、別の部屋の床下から死体が出て来たー!
誰が、何のために、わざわざ別の部屋に死体を移動させたのか…推理する必要があるな。
…って、主人の死体を寄せたら更に白骨死体も出て来たー!
この辺りから俄然面白くなって来て、何度も人を呼んでは証拠品を見せて供述を取って捜査を進めます。
天秤が出ると、ついつい同じ重さで釣り合わせることを考えてしまいます。
…そんな難しい使い方じゃ無くて、助かったようなガッカリしたような。
ところで、このメーカーは『倉庫番』とアドベンチャーゲームが有名ですね。
今作がここの初アドベンチャーだけど、ストレス無く良く出来たゲームだと思います。
登場人物たちの思惑・駆け引きが良く練られていて、面白いミステリーでした。
グラフィックを強化したリメイクが出ても良さそうですね。
メイドさんが美人に描かれたら、ボク、買っちゃいますヨ。