雑誌MSX・FANに掲載された読者投稿のアクションゲームです。
セガの大ヒットゲーム『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』が世に出る前、ゲーム界でソニックと言えば今作だったんです!!
…ごめんなさい、盛大に嘘をつきました。
でも雑誌読者で今作を打ち込んだ人なら、青いハリネズミを知った時に思い出したのでは?
今作はMSX・BASICのゲームによくある操作性で、音速よりも正確な操作を求められます。
それでは1面からスタート、左の白いキャラクター・ソニックを制限時間内に右の隙間まで到達させるとゴールです。
左へ直進する敵のデジタル・ケーキや壁に当たるとミス、溶岩の穴に落ちてもミスなので上手くジャンプしましょ。
3面はジャンプでギリギリ届かない溶岩の穴、ここで初登場するのがイエローカプセルです。
取るともう1度ジャンプするので、2段ジャンプで溶岩地帯を飛び越せますね。
4面では地面に赤い箇所が初登場、溶岩とも違うようだが…?
実はこれクラッカーと呼ばれる罠で、ソニックが通過しようとすると作動します。
クラッカーの上を通過しようとしたところ、いきなり電磁波が発射される!
ジャンプの最高到達点でないと当たってしまうので、慣れないとここでミスを連発します。
6面のイエローカプセルは罠です、取ると2段ジャンプで天井の壁にぶつかるので、取らずに溶岩を飛び越えましょ。
イエローカプセルを取ると点数が入るので、ついつい取りたくなる心理を突いた罠ですねぇ。
9面のイエローカプセルは取っても垂直ジャンプなら天上にぶつかりません。
でも6面より低い天上の場所は通常ジャンプでもアウトなので、タイミングを見計らって通り過ぎなきゃ。
ラストの10面、申し遅れましたが敵のデジタル・ケーキにイエローカプセルを取られてもミスになります。
ここはスタート直後にイエローカプセルを取らないとスグに敵に取られるので、ぼやぼやしていられません。
1面の頃はデジタル・ケーキの直進スピードもゆっくりだったのに、面を重ねる度に速くなるので難しい。
何度も練習したのですが、最終面でゲームオーバーです。
コンティニューして10面から再開、それでも更に2回ゲームオーバーを喰らいました。
通算17回目のトライでやっとクリアしたぜ、コンチクショー!
10面をクリアしてもエンディングはありません、しれっと1面に戻ります。
それじゃあワザとミスしてタイトル画面に戻りますかな。
タイトル画面でカーソルキーを押すとアラ不思議、タイトルロゴの色が変わりましたヨ。
この状態でスタートすると隠し面が遊べちゃうんです。
隠しは裏面とでも言いましょうか、溶岩の色が変わっているので一目瞭然ですな。
裏は1面からクラッカーが登場しますが、表の10面までクリアできるなら問題ないっすね。
裏の4面でもう、敵がイエローカプセルを狙っている面になります。
それでも表の10面ほど敵が速くなっていないのが救いでしょうか。
裏は全8面で、こちらがその最終面となります。
2段ジャンプでクラッカーを飛び越え、右の壁には激突しないよう、繊細な操作を要求されます。
裏面も全面クリアで裏の1面に戻されるので、これにて終了とします。
投稿プログラムながら、隠し要素の裏面も仕込んであって楽しませてくれました。
全18面にせず、こうしたワクワクする要素にしたアイディアに感心です。