今回はPC88のデゼニワールドです。

前作同様にギャグやパロディ満載のコマンド入力式アドベンチャーゲームです。
前作ほど難易度は高くないので、ストーリーで楽しませたかったのかな?
ちなみにこのゲームにはカセットテープのサントラが付属したのですが、なかなか良い曲が多いです。
コレと『ハイドライド3』に付属したカセットテープは、今でもMP3に変換して聴いています♪

前作では主人公=プレイヤーでしたが、今作ではデゼニマンとして登場してビジュアルも多いです。
てっきり高橋名人がモデルだと思っていたのですが、Wikiを見たら本人が否定しているのですね。

このゲームの重要人物…もとい、重要㌧物のブタ丸さんです。
MSXには『ぶた丸パンツ』と言うゲームがHAL研から出ており、このゲームの最終目標はHAL3の暴走を止めるコト…偶然だよね?

『サラダの国のトマト姫』の主人公、キュウリ戦士の銅像が立ってる~。
『デゼニランド』『ワールド』『サラトマ』を、ハドソンアドベンチャー3部作と言ったとか言わないとか。

『サラトマ』からは主人公だけで無く、すっかり落ちぶれたラスボスまで登場です。
何でカボチャ大王って名前になっているんだろう、パンプキン大王だよね?

自社ゲームのセルフパロディだけでなく、色んなパロディキャラが出ますよ~。
この人はゴルゴル13さん、何のパロディかは言わなくても一目瞭然ですな。

これまたスグわかる、スッパマンさんです。
キャラとしてはアメコミのアノ人のパロディだし、名前はパロディ元が同じ「Dr.スランプ」のキャラと一緒だな。

トイレで背中のファスナーを下ろせず苦悩しているウレトルマンさん。
おかしいな…、パロディ元の背中にファスナーなど無いゾ!!

年寄と言われてしまうゴールデンバットさん、笑い過ぎです。
別に英語にしただけジャンと思ったら、欧米では「黄金バット」のことをゴールデンニンジャって言ったんだって。

さ~て、いよいよ題名にもなっているデゼニワールドに潜入します。
でも名古屋駅周辺の方がパロディキャラが多数いて面白かったなぁ~。

ワールド内にあるコスモイメージ・パビリオン、コスモ星丸っぽいです。
このゲームの発売前年につくば万博があったので、パロったのかな。

名古屋と言えば、金の鯱!
なぜかキャラを描いている画面よりしっかり描かれている気がします。

ギャグ調の絵が多い中、またしっかり描かれた絵が入っていますね。
よりによって白骨死体…、これこそギャグっぽく描いてよぅ。

ロボットガードマン・C-3Put0、モチロン『スター・ウォーズ』のパロディですね。
パロディ元に似せるため、もっと痩せなさいな。

ラスボスは暴走したスーパーコンピュータ・HAL3、ハルミちゃんです。
映画「2001年宇宙の旅」に出るHAL9000のパロディ…、わかるかーっ!?

こ~ゆ~パロディ満載のお馬鹿アドベンチャーでもっと遊びたいなぁ。
硬派な推理モノも良いけれど、理不尽な謎でも「まぁ仕方ないか」と笑って許せるのはコッチのタイプだもんね。
…いや、理不尽な謎解きをしたいワケじゃ無いけどサ。
