チラ裏げーむ録

遊んだレトロゲームを記録しておくチラシの裏っぽいブログです。攻略情報や裏技なんかは無いけれど、ネタバレはあるので注意【更新日が5の倍数日になりました】

御存知 弥次喜多珍道中

今回はファミコン弥次喜多珍道中です。

東海道中膝栗毛」を題材にしたギャグ調のアドベンチャーゲームです。
ハル研究所ファミコンで出したアドベンチャーゲームと言えば『メタルスレイダーグローリー』や『殺意の階層』が有名ですが、私は今作が一番好きです。
他のゲームなどのパロディが満載で、おそらく私が気付いていないネタも多いんだろーなー。
時代劇ってだけで敬遠する人もいるかと思いますが、このノリは時代劇っぽくないのでハマる人にはハマると思います。
それではハマりまくった私も久しぶりに遊びますよ。

左のうりざね顔が主人公の弥次さん、右の四角顔が相棒の喜多さんです。
物語は婚約者のおはるとケンカした弥次さんがヤケになり、喜多さんを誘ってお伊勢参りに行くと言うもの。

第1章では由比で倒幕を目指す由比正雪を巡るドタバタです。
本来の由比正雪はとっくに亡くなっている時代なのでニセモノですが、江戸時代なのにヘルメットやバット・ボールが出てきているので気にしな~い。

猫を探す少女・きめちゃんは可愛いですね。
右下は正義のためなら手段を選ばない岡っ引きのおさいさん、弥次さんはべっぴんと言うけれど…。

第2章は浜松でヤクザ一家に嫌がらせを受ける宿屋のお話しです。
復活の呪文ならぬ復活の俳句を教えてくれる松尾芭蕉、登場シーンのBGMが俳句を詠む音程のメロディで面白いよね。

この章は任侠の話のせいかシブい色合いの場面が多くてカッコイイです。
ファミコンアドベンチャーゲームで前後編に分かれると思わせてならないパターン、今作の他に『プロ野球?殺人事件!』でもありましたね。

第3章は熱田が舞台、神宮に現れた亡霊退治の冒険です。
カワイイ巫女さん3人から情報収集したいけれど、まともな話しは1人しか喋ってくれません。

神宮ちかくの寺の三郎さん、タバコが似合い推理力が凄いと噂の方です。
この人は次の章で出た方が良かったんじゃないかな?

亡霊の正体は織田信長、もう一度天下を取るために出て来ちゃったそうです。
このゲームがギャグ調だから好きってこともあるけれど、信長が出る点も好きなポイントかも。

第4章は七里の渡しで船の中でのお話し、殺人事件が起きて推理モノのアドベンチャーになります。
回送が原因なので「殺意の回送」なんてセルフパロディ発言もありますが、登場人物が『殺意の階層』と同じ名前になってますね。

ついに弥次さんを猛追して来たおはるに追いつかれました。
ぶっちゃけエンディングよりも、ここのおはるが一番カワイイです♥

第5章は伊勢、空へと飛ばされたおはるを探すことになります。

どう見ても水戸のご老公、この一行も松尾芭蕉弥次喜多とは時代が違うけれど江戸時代で一括りにすれば問題ナシ!

盗人のお蝶さん、姐さんってタイプですね。

モノを盗むなんて悪いコトと思いきや…。

鈴鹿F-1早籠のセナさぶろう&プロストのしん…これは江戸時代にも入らないからアウトー!!

しかし第3章で軽トラックが出たくらいだから、今さら何を言うって感じか。

最終章でラスボスの織田信長・全国版と対決。

信長の他にも今川義元の亡霊、お札から明智光秀豊臣秀吉徳川家康なんかも出てくるのでホント私の好みだわ。

楽しくて、ついつい最終章のルート4種類全部見ちゃいました。

しかし細かいところも結構覚えていたので、新鮮さは全く無かったナァー。

もう十年ほど手をつけず、すっかり忘れた頃にまた遊びたいです。

ちなみにハル研究所MSXでも「東海道中膝栗毛」を題材にした全く違うゲームを出しており、当ブログでも前に取り上げていますので良かったら見てネ。