今回はPC98のめぞん一刻完結篇です。
漫画・アニメが原作のアドベンチャーゲームです。
前作は原作の序盤を舞台にしていましたが、今作は原作の終盤が舞台です。
10数年前に購入してプレイしていたのですが、途中でツラくなって辞めてしまっておりました。
しかし先日、久しぶりに前作をクリアしたからには、ぜひ今作も最後までプレイしたいと思います。
前作では入るのに苦労した管理人室、今作ではスル～っと入れて毎朝いっしょに朝食だって食べられます。
まぁ前作同様にお邪魔キャラが付きまとっていると入れないんですけどね。
そのお邪魔キャラ３人衆は今作も健在で宴会も健在、さらに前作には居なかった２号室の住人・二階堂望も追加されています。
でもwikiを見て驚愕、実は前作にも二階堂が隠れキャラで居るらしい…こりゃ前作をもう一回プレイせねば。
今作は展開としては一本道、原作通りにストーリーを進めて１日の終わりに可愛い管理人さんを見つつセーブです。
おかげで難易度は前作より低いです、お話しに集中できますね。
今作では主人公・五代が保育園で保父さんの仕事をしており、黒木さん他こんな綺麗な保母さんに囲まれています。
五代の惚気話を聞きたがるのに、実際に話し出すと「さー仕事仕事」と言って聞かなくなるのは、いかにも高橋留美子の世界ですよねー。
一時的にキャバレーのバイトもしており、こんな綺麗なバニーさんにも囲まれています。
まぁ、ゲーム的には２日目までしか務めないんですけどね。
ついにプロポーズ成功、お邪魔キャラ３人も祝福してくれます。
おめでたい、これにてゲームクリア！…とはならず、これからが本番って感じですね。
完結篇なだけあって過去の女性陣も登場、すっかり大人びた郁子ちゃんです。
しかし服装は…うん、まぁ、まだまだ子供っぽいかな。
こっちは本当に大人びたこずえちゃん、いや、この雰囲気ではこずえさんと呼んだ方が良さそうですね。
前作では五代スキスキだったけれど、今作ではしっかりパートナーに付いて行きます。
前作には登場しない、五代スキスキな八上いぶきちゃん。
こずえちゃんと入れ代わった感じだけど如何せん登場が遅かった、もう管理人さんとの結婚が決まってしまったのだよ。
管理人さんを巡っての恋のライバル・三鷹もすでに九条明日菜と結婚しており、五代の恋を応援してくれています。
明日菜さんは犬の惣一郎を目当てに一刻館へ遊びに行くって言ってたのに、ゲーム中は来てくれなかったなぁ。
結婚するとなると、自分の親や相手の親との付き合いも色々ありますね。
管理人さんのお父さん、娘が心配で心配で仕方ないってのが良く良く分かりますナァ。
こっちは五代のおばあちゃん、結婚が決まってからのこうした段取りの描写も丁寧です。
10数年前、周りはみな結婚して自分だけが取り残された感覚になっていた頃、ゲームのこの雰囲気がツラくてプレイを辞めちゃったんですよねー。
結婚を決めたけれど、死別した前の旦那のことを思い起こしては一人で葛藤する管理人さん。
これは普通のマリッジブルーとも違うよねぇ、ホント、高橋留美子先生はこうした心情の描写が上手い。
前の旦那の墓に一人でお参りする五代、そこへ現れる管理人さん…クゥ～、良いねぇ！
このゲーム面白いけれど、それはシナリオのおかげ、強いて言えば原作が良いから面白いのだ！！
心がすさんでいた昔はツラかったけれど、今ならこのハートウォーミングが熱い！
ドタバタな「うる星やつら」やバトル的な「犬夜叉」も良いけれど、やっぱり高橋留美子作品で一番好きなのはコレです。
ご馳走様でした…と、言いたくなりました。
