アーケードで大人気の名作アクションゲームを移植したモノです。
MSXと言うハードの特性から言って、アーケードそのままを移植できるとは最初から思っていません。
でもMSXのゲームメーカーでトップクラスの実力を持つコナミなら、上手なアレンジで面白いゲームを届けてくれると信じていたのです。
…。
コナミ発売のゲームだけど、開発は別会社だと知ったのは随分と後のことでした。
結論から言うとかなりの駄作です。
駄作との噂は聞いていましたが、実際に自分で遊ばないことには…と思って買ったのが10数年前です。
その頃でもう裸ロム価格でもエラいことになっていたと記憶しています。
ダメなら売れば良いやと思ったのですが…ダメダメなのに未だに売っておりません。(^^;
それでは1面スタート、オリジナルに似た雰囲気だけどスクロールしないので画面端まで行って切り替えです。
ラストの要塞ゲートも頑張って似せようとした努力の痕は見えますね。
2面の3Dステージもあるけれど、時間制限が無いし高圧電流に触れることは無いし上撃ちできちゃうし…。
ここも奥行きスクロールせず、主人公が奥へ歩いて行っての画面切り替えです。
3面は1画面固定でのボス戦、センサーと砲台を全滅させるとガルマ・キルマが出現します。
見た目は違うけれど、内容としてはここが一番アーケード版に忠実に移植できた場面かな。
4面は上へ進むステージ、ここも画面切り替えになっています。
横スクロールはまだしも縦スクロールは出来たんじゃないかな~、何なら『アイスクライマー』方式のスクロールで良いからさ。
4面ラストのゲート、エイリアンの頭だけに簡略化されていますね。
まぁあのグロマイデスの像を再現できるとは思っていなかったけれど…もっと…こう…何とかならなかったのかね。
5面の3Dステージ、6面の1画面固定でゴドムガーのボス戦を経て、7面のツンドラ地帯です。
ホバーグルタフは中ボスなので倒さないと先に進めません。
ドグラも中ボスだけど、チョロQみたいで可愛いなぁ。
アーケード版同様に、後でもう1台登場します。
2種類の中ボスを越えて、7面ラストのボスはゴルデア。
8面エネルギーゾーンのラストもボスはゴルデアとの再戦です。
アーケード版9面が収録されていないので、アーケード版最終面の10面がMSX2版の9面となります。
ジャバも小さいけれど居ます、倒しても消えないケド。
アーケード版ではラスボスのゴメラモスキング、貧相な心臓になっちゃってますね。
MSX版だと単なる面ボスです、さぁ次からMSXオリジナルな面になるゾ。
10面は再び縦スクロール…いや、スクロールしないから縦移動面と言わなければ。
ただし上に進んだ4面とは逆に下へ進むことになります。
11面は3Dステージ、12面は1画面固定と来て、13面はマグマ地帯です。
ここも逆になっていて、左へ進むステージです。
14面は3Dステージ・15面が1画面固定・16面で下への縦移動・17面の左への横移動…オリジナル面は同じ繰り返しの手抜きだなぁ。
18面は上へ進む地下要塞ステージです。
最終の19面が再びエイリアン系のステージです。
ラスボスももちろんオリジナルなのですが、ちょっと世界観が違う気がするんだよねぇ~。
文章だけのエンディング、スタッフロールもありません…。
爽快感はありませんが、ライフ制+残機制さらに敵弾が遅いため難易度は低いです。
でもやっぱり、高いお金を払ってコッチを買うより、ファミコン版を買った方が良いと思います。