今回はファミコンのドラゴンニンジャです。
ちょっとアレな風味の横スクアクションゲームです。
元はデータイーストのアーケードゲームだったので、アレなのはデコの遺伝子なんですね。
とは言えパンチ・キックだけで無く、多彩な技を繰り出せるので操作していて楽しいですね。
…動きがチョットもっさりだけど。
ちなみに下段キックと言うか足払いをしていると『スパルタンX』を思い出しますな。
未プレイの人には忍者が主人公のゲームと勘違いされそうだけど、敵が忍者集団で主人公は秘密警察です。
しかし上司を見ていると秘密警察ってよりも軍の方がしっくり来ますな。
赤・青・灰色…ザコ忍者が襲って来るけれど、カラフルなんで隠れる気は無いようですね。
赤いザコを倒すとアイテムが出るのって、古き良きゲームの伝統ですなぁ。
1面ボスはカルノフ…って、デコのゲーム『カルノフ』の主人公じゃん☆
データイーストは随分とカルノフが好きらしく、他のゲームにちょこちょこ出すよね~。
2面はトラックの上でのゆっくりな強制スクロール面。
面ボスは手甲鉤のネーネイル、あ~「カリオストロの城」の暗殺部隊みたいだ。
3面開始前から、面ボスのビジュアルが入るようになる。
1・2面のボスがかわいそうだと思わんのかね?
3面ボスHANZOは分身の術を使って5人になるが…全員が緑かぁー。
せっかく5人になるなら色分けして戦隊ヒーローになっちゃえYO、なんでゴレンジャイより酷い一色なんだYO!
4面ボスは「北斗の拳」から出張して来たみたいなお方ですな。
「ヒャッハー」とか「汚物は消毒だ~!」などのセリフの方が似合いそうです。
面開始時のビジュアルではモヒカンだったのに、ボス戦ではつるっぱ!?
いえいえ、背景が黒なので同化して見えないダケです、アニマルさん。
5面ボスのKILLER JOEさん、HANZOさんと言い英語表記はナゼなんでしょね。
別にキラー・ジョーってカタカナ表記でもダサく無いと思うけど。
またもや鈍い強制スクロール面、今度は列車の上で逆方向です。
ボスは鎖鎌だがコッチだってヌンチャクがあるもんね、喰らえヌンチャクキック!!
6面ボスはこん棒を使う昆 坊斎…こん・ぼうさい………安直すぎるネーミング、これもデコ故か。
ちなみに各面のボスたちはラスボスの片腕と言われるらしいが…片腕が6本もあるの!?
棒を振り回して竹トンボみたいに飛ぶ術は面白そうだけど、絶対に目を回すよね。
ついでにここは鍾乳洞の中だから、調子に乗ると天井にぶつかると思う。
ラスボスのDRAGON NINJA、ドラゴンニンジャって敵組織の名前でもあり棟梁の名前でもあるんだね。
でもドラゴンニンジャを名乗るけれど竜っぽく無い…むしろ鬼っぽいのでオーガニンジャに改名をお勧めします。
ヘリに乗って上空からの攻撃、せこい、セコ過ぎる!
今までのボス達は正々堂々と地上でタイマンだったのに、ラスボスが小物臭いことすんなよ!
大統領が良い笑顔、そしてガチムチ主人公がバックを狙っていそうな更に良い笑顔で終了です。
このストーリーでB級映画が作れそうだけど、何かの間違いでハリウッドで作ってくれないかな~。
CGなど使わなくて良いので、80年代の手法で撮って欲しいです。
3回くらいなら映画館に見に行きますヨ?