有名漫画が原作の対戦アクションゲームです。
私は格闘ゲームに苦手意識があるのですが、原作があったり、格ゲーと言うよりアクションゲー寄りの作品は良いんですよね。
ガードが無い…、コンボが無い…、う~ん、何をもって「アクションゲー寄り」と言うかは自分の中でも曖昧なので説明しづらいですが。
とにかく今作は原作があるしアクションゲー寄りなので好きです。
登場キャラは総勢11人、プレイヤーに選ばれなかった10人と戦うノーマルモードで遊びます。
今回は主人公のケンシロウを選んだけれど、使い勝手の良いのはサウザーだと思う。
それでは初戦・ハートと戦います。
戦闘画面では相手の名前が出ないので、ここで名前を確認していないと微妙なグラを見て「誰と戦っているんだっけ?」となります。
ハートはジャンプも出来ないし、しゃがむことも出来ない可哀想な仕様です。
なので飛び道具を当ててジャンプで飛び越し、飛び道具を当てて…の繰り返しで完封できるけれど「北斗の拳」っぽく無いね。
2戦目はアミバにも見えるシン、もちろんジャンプやしゃがみは出来るけれどキックが出来ない…。
ゲームボーイの少ない容量でキャラの差別化を図るためでしょうか、専用技を入れるのでは無く基本技を減らすって凄いな。
3戦目のジャギもキックの出来ないお方です。
でも飛び道具を使用するためのチャージが他のキャラより早いんですよね、気では無く含み針だからかな。
4人目はウイグル獄長、ジャンプ・しゃがみ不可の2人目です。
つまり対ハート戦法がそのまま使えちゃうワケですよ。
5人目は3WAYショットが使えるサウザーさん、やっぱり自分で使いたいキャラだ~。
「退かぬ!媚びぬ!省みぬ!」でお馴染みですが、CPUに任せるとかなり退きます。
6人目は長兄ラオウ、接近戦だと流石の強さを見せてくれます。
なので遠距離からチクチク飛び道具で削ると言う「北斗の拳」らしからぬ戦いをしましょ。
ラオウの最後はいつものポーズ、しかしチクチク削りで負けたので「我が生涯にいっぺぇの悔い有り」とか言ってそう。
今のジャンプでは「長男だから我慢できたけど…」のフレーズがありますが、この4兄弟は性格的にはトキの方が長男っぽいと思う。
7人目はファルコ、CPUが動かすと良くジャンプするんだけど…右足が義足だかんな!?
不用意なジャンプが多いので、後追いしてジャンプキックがよく決まるんです。
8人目はハン、でも彼もぴょんぴょんするんじゃぁ~。
もしかしてハンとファルコの行動パターンって丸っきり同じ?
9戦目はヒョウ、段差の上に立っての登場です。
この段差が良い具合に通常パンチ・キックの攻撃位置になってくれるので、お立ち台の上の実兄をハメ倒せちゃいますね。
ラストはカイオウ、しかし彼の行動パターンも前に見ましたね。
恐らくカイオウとラオウは同じでしょう、やっぱり少ない容量で11人個別の思考ルーチンは入れられ無かったのでしょうね。
久しぶりに遊びましたが、やっぱりナカナカのバランスですな。
サブタイトルの凄絶って、キャラたちの戦いの様子じゃなくてバランスのことだったんじゃ無いかと勘ぐってしまいます。
ま、コレはコレで好きなんですケドね。