今回はMSX2のガウディです。
バルセロナを舞台にしたP&C方式のアドベンチャーゲームです。
オリンピック開催に沸いたバルセロナを舞台にしているので、発売時期そのままの時代です。
このゲームの存在は知っていたのですが、雑誌の紹介記事を読む限りでは自分の好みで無いのでスルーしていたんですよね。
でも大量のMSXソフトを譲り受けた中に今作があったので、初プレイと行きますか。
主人公のヘンリーは能面みたいな顔をしていますね。
妻子を失った元刑事、今はロンドンで情報コンサルタントをしています。
情報コンサルタントって何かと思ったら、裏社会で凄まじい情報ネットワークを持つ工作員みたいな感じでした。
刑事時代の同僚・ウィリアムさん、裏社会に行った私のことをどう思っているんだろう。
この方はわざわざイギリスまで仕事の依頼に来た、スペインの議員・リーオさん。
他機種版のハゲたリーオさんを見たことがあるけれど、彼の性格だとコッチのビジュアルの方が小心者っぽくてしっくり来ますな。
ロンドン内で大きく移動するには地図でクリック。
いちいち地図で地区をクリック、地区で建物をクリック、建物前で入口をクリックで建物内に入る移動は面倒臭いです。
裏社会で生きるからには突然の襲撃もよくあること。
私は大丈夫だけど、リーオさんの運命やいかに。
先ほど銃撃して来た男を追うけれど、返り討ちにされる主人公…そんなに強く無いなぁ。
結局ヤツを仕留めてくれたのはウィリアムさんでした。
舞台はスペインに移り、地図に色が付いた…さすがは情熱の国・スペイン。
しかしここは移動の度にディスクの入れ替えが頻発する、面倒臭さが加わってしまった…。
リーオの奥さん、旦那さんは異国で死んじゃいました。
実はイギリスでの選択によっては、生きてスペインに戻れるルートもあるケドね。
リーオの同僚、つまりスペインの議員のアンナさんは今作のヒロイン。
しかし見た目が好みじゃないなぁ、まぁ能面の主人公とはお似合いだと思います。
裏社会に生きる主人公は、異国スペインでも狙われます。
移動しようとすると路地をふさぐように迫って来る暴走車、映画で良く見るパターンですね。
狭い路地に逃げ込んだので、車から降りて追って来た暴漢…デケぇ!
体や腕・足などをクリックして狙いをつけ、どんな攻撃をするか選んで撃退じゃあ。
アンナがスペインの観光地を案内してくれることになったけど、これってデートじゃね?
議員さんなんだからもっと踏み込んで紹介するのかと思ったら、有名な観光地をさら~っと回るだけでした。
裏社会の情報ネットワークは他の国でも完全網羅、スペインでの情報収集は大道芸人がしてくれます。
別に主人公と裏の話をする時くらい、その商売道具を持たなくても良いのに。
なんやかんやありまして、アンナと男女のなんやかんやもあったようです。
…なぜ、その大事な部分の描写が無いんだろう?
エンディングに到るまでの過程は途中の選択によって変わるけど、最後は同じですね。
正直なところ私には合わないお話しでしたが、結末が変わるかと思って何度もプレイしました。
この時点でメーカーの目論見にハマっているのかな。
だとしたら、やられましたね。(^^;