今回はPC88の素子姫アドベンチャーです。
実在の小説家を主人公にしたアドベンチャーゲームです。
本にゲームディスクが付いた形態で、安価で書店流通した作品です。
まぁ、私が買ったものはディスクのみで定価よりはるかに高かったですけどネ…。
このゲームの原画の一人に好きな漫画家である椎名崇さんがおりまして、それで興味を持って買ったんです。
でも私が本当に好きな漫画家は漢字が違い「GS美神」や「絶チル」の作者である椎名高志さん、そう、買ってから気付いたんですよねー…。
しかしアドベンチャーは好きなので、何の問題も無かったデスヨ。
作家である素子さんがワープロの中に吸い込まれ、そこから脱出するのが目的です。
ゲームは4章仕立てになっており、第1章のタイトルは「夢みるマーズパーク」。
リトル石神井パークの庭園からスタート、なかなかに不思議な世界です。
コマンドはファンクションキーの10種類のみ、しかもハイ・イイエと文章送りにも使われているので実質7コマンドで進めます。
ピンチを救ってくれたレイディことキタニマキコさん、おそらく自作小説のキャラでしょう。
ここら辺は作家さんに詳しければ分かるのかな、もしくは付属の本があれば紹介されていたのかな。
ビンの中から呼ばれて飛び出てじゃじゃじゃじゃ~んと天使&悪魔が登場、彼女たちも小説のキャラかな。
悪魔からヘビ、天使からネコと2つのヌイグルミを貰い、合体してキャットテールのヌイグルミになりました。
第2章は「第13あかねマンション!」、色々な部屋を回って次への脱出方法を探ります。
マンションの上の階の左右の部屋、下の階の左右の部屋、その下の階の…って、めっちゃアドベンチャーゲームしてますよね。
多数の部屋があるので女性の居る部屋しか紹介しません、この方はモグラを手下にしているクラコさんです。
他にもヤンデレ風な奥さんのユリコや、ラムちゃんのコスプレをしているSFファンの子とか居ました。
マンションの一部屋に入るとそこは海だった、そして裸の女性・ネプチューンが居た。
素子を食べて良い?と聞くので猟奇的なモノを想像していたけれど、キスされたのでソッチ系だったのかなぁ。
第3章は「はるかなる中の国へ」、さてこの女性は誰でしょうね。
英文は「ひとつ勇気、ひとつ優しさ、そしてひとつ知恵」とでも訳すのかな、有名な格言かも知れませんが英語苦手な私ゃ分かりません。
道の途中でロボットのミュウを発見、仲間になりました。
カワイイ見た目に反して、背中から無数のロケット発射なんて武闘派の一面もあります。
お姫様のディミダ、服装からして別の世界観なので彼女も小説からのゲストキャラなんでしょうね。
画面の左半分が着色されていませんが、他のシーンでもたまに線画のみがあったのでバグでは無いでしょう…多分。
3章ラストに待ち構えるスフィンクス、ちょっと色っぽいですね。
右にシルエットで見えているのは素子にミュウ、それと3章で仲間になったライオンです。
最後の章「EMANON」、これを見ているとバンダイのアニメDVDの最初を思い出すんだよね。
モアイが出て「EMOTION」のロゴが出て背景がうっすら青くなるから似ています。
ラストのヒントをくれるB.C.は3章のタイトルに出ていた人ですね。
最後の敵の弱点を教えるとは言うけれど「ヨMANON」って、Eが裏返ってますよ?
最後の敵?のBUGと対峙する素子ご一行、なんとなく「オズの魔法使い」っぽいですね。
トトの代わりがキャットテールのダナ、カカシの代わりが1章で拾ったカモノハシ、ブリキの木こりの代わりがロボットのミュウ、ライオンはまんまライオンですもん。
かなり昔に買ったのですが、クリアしたのは今回が初めてです。
7つしかコマンドが無いから簡単だと思っていたのですが、オネガイのコマンドの使い方が理解できなかったんです。
オネガイにオネガイを重ねるやり方に気付いて、今回やっとクリアできました。
このトリックにはこれは一本取られました、クヤシー!